【一級建築士】学科・設計製図の合格に必要な勉強時間の目安は?いつから勉強する?

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こんにちは、ぱぱけん(@yi_ki411)です。

悩んでいる人

一級建築士って難関資格と聞くけど、どのくらいの勉強時間が目安なの?

本記事はそんな疑問をお持ちの方、これから一級建築士試験に挑む方へ向けた記事です。

学科試験と設計製図試験の合格に必要な勉強時間について、ストレート合格者である私の実例も紹介しながら解説します。

これから一級建築士を受験する方は是非参考にしていただければと思います。

目次

一級建築士試験合格に必要な勉強時間の目安は?

合格に必要な勉強時間の目安

一級建築士は難関資格であり、まとまった勉強時間が必要です。

特に初受験者については、直前1ヶ月だけ勉強するなどというのは無謀なことで、何か月も前から勉強する必要があります。

学科対策は一般的に1,000時間程度

一級建築士 学科試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に1,000時間程度と言われます。
もちろん、

  • 初学者か
  • 実務経験を積んでいるか
  • 学生時代の専攻学問はなにか

などによって、必要な勉強時間は人それぞれです。

  • 初学者で1,000~1,500時間
  • 実務経験者で700~1,000時間

を目安にするとよいかと思います。

余談ですが、二級建築士の場合は初学者で700時間必要と言われています。

設計製図試験は200~250時間程度

製図試験で必要な勉強時間は200~250時間程度と言われています。

製図試験は学科試験の合格後(正確には学科試験の終了直後)から製図試験本番までの約3か月半という短い期間で対策をします。

短期集中で勉強するので勉強時間としては学科試験に比べ短いですが、初年度での合格率はかなり低く、2年目、3年目の再受験者も少なくありません。

2年目、3年目となれば、勉強時間も必然的に多くなってきます。

200~250時間というのは、初年度合格を目指す場合と捉えてください。

学科対策はいつから開始すればいいの?

学科対策の開始時期

一級建築士 学科試験の日程は例年、7月の第4日曜日です。まずはここに向けて勉強を開始します。

学科試験に向けた勉強を開始する時期について、早ければ早いに越したことはないのは当然ですが、
だいたい半年前~1年前程度に勉強を開始する方が多いです。

私は受験前年度の10月から資格学校に通い始めましたので、学科試験の約10か月前から勉強を開始しました。
資格学校の教室内は10月の時点ではそこまで人も多くなかったですが、2月頃からは倍の人数くらいまで増えていました。
2月の時点では教室もほぼフルメンバーといった感じです。

つまり、少なくとも半年前にはほぼ全員のライバルたちが勉強を始めているということです。

半年前に勉強を開始する方の中には、再受験生も多くいるはずです。初年度合格を狙うのであれば1年前から勉強を開始し、半年後には再受験生に追いついているくらいが理想です。でないと、本番で勝てません。

1日の勉強時間はどのくらい確保すべき?勉強スケジュールは?

1日の勉強時間

初年度の方は1日にどのくらい勉強すればいいかもわからないと思います。

ただ闇雲に取り組んでいても、気付いたときには他の受験生に大きく差をつけられているかもしれません。

全体で必要な勉強時間を目安にして1日に必要な勉強時間を試算し、計画的に対策を進めていきましょう。

週の勉強時間を最低20時間確保できるように、1日の勉強時間を決めよう

冒頭に説明した通り合格まで必要な延べ時間が1,000時間だとすれば、
それを細分化して月あたり、週あたりにどの程度の勉強時間を確保する必要があるかを逆算することができます。

例えば、週に20時間=月に80時間だとしましょう。
1,000時間÷80時間/月=12.5月 となります。
ということは、週に20時間の勉強時間では12.5か月の期間が必要なことになります。

つまり、特に初年度の受験生については週20時間が最低ラインであることがわかります。

資格学校でも同様に最低でも週20時間確保と言われていました。

1日の勉強時間はライフスタイルによって人それぞれですが、私の場合、

  • 平日は3時間
  • 土曜日は休み(家庭の時間や育児)
  • 日曜日は学校に通っていたので10時間程度

合計で週25時間前後の勉強時間を確保していました。(月100時間程度)

これを10か月続けていたので、延べ時間でちょうど1000時間ですね。

狙っていたわけではないですが…

サラリーマン&1児のパパの1日の勉強スケジュール例

受験当時、サラリーマン&1歳の息子を持つ環境だった私の勉強スケジュールを紹介します。

6:00        起床
7:30~8:30    勉強(会社の自席で。この1時間が大きい)
8:30~12:00    仕事
12:00~12:15   昼食(早く勉強したいので最速で食べる)
12:15~12:45   勉強(昼休みを活用)
13:00~22:00   仕事
23:00~24:30   勉強(日によっては1:00過ぎまで…)

いま思うと、勉強しすぎです。我ながらよく頑張ってたな…と感じます。

もちろん仕事の繁忙度などによってほとんど勉強に手を付けられないこともあります。

そういった場合はすき間時間を活用したり、深夜や休日でカバーして、とにかく週の平均時間はなるべく20時間以上をキープするようにしていました。

私は朝の1時間昼の45分というすき間時間を活用していましたが、これが結構大きいです。
このすき間時間だけで週に8時間以上確保できます

勉強時間の計画と管理をしよう

勉強時間の管理と計画

学科対策は長期戦になりますので、計画的に勉強をすすめることをおすすめします。

また、設定した勉強の計画に対してどの程度実現できたかを振り返り、状況によっては軌道修正をするなどといった管理も大事です。

長期的なスケジュール方針を決めよう

まず、長期的な勉強計画をたてましょう。

資格学校に通う場合は学校のカリキュラムに従うだけですが、独学の方は長期的な勉強計画をたてないと途中で目標を見失ってしまう恐れがあります。

例えば、

  1. 年内で法令集の線引きを終わらせる
  2. 1~2月は法規に集中
  3. 3月は構造力学を攻略
  4. 暗記系の計画と施工は5月以降にする

など、大きなスケジュール方針を決めると、月あたり、週あたりでやらなければいけないことがはっきりしてきます。

1日と週の勉強計画を管理する


私は資格学校に通っていましたので、次週のやることリスト(目標)と実施結果を毎日記録するような冊子が配布され、それを活用していました。

ここまでやれば、次は何やろう…とならずに機械的に勉強を継続でき、モチベーションの維持にもつながります。

また、達成できなかったものは次週に持ち越すなど、自分で作った目標の軌道修正をしていくことで長期的なスケジュール方針から外れていないかを把握できます。

仕事や家庭との両立について

仕事や家庭との両立

一級建築士を受験する方の多くが社会人であり、仕事や家庭との両立に悩む方も多いでしょう。

私もその1人でしたが、なんとかストレート合格を果たしています。

勉強と、仕事や家庭をうまく両立するために私が実践していたことがあります。

「1年で絶対に合格する」ことを周囲と自分に誓う

仕事と家庭との両立は合格のためには避けては通れない道です。

であれば、「今年1年で絶対に合格する」と職場の仲間や家族に宣言をし、理解をしてもらうことが大事です。

周囲の協力があるかないかの違いは大きいです。

また、周囲に宣言することで、自分にプレッシャーをかけることもできます。

私は受験当時に1歳の息子がおり、育児との格闘夜泣きに悩まされる中での一級建築士挑戦でした。仕事も忙しく、帰宅が終電近くになることもありました。
それでも職場の上司のご配慮、そして妻の支え息子の頑張りもあり、無事に1年で合格することができました。

この1年で合格すると思えば、たった1年の我慢です。

すき間時間の活用

仕事や家庭が忙しい場合、すき間時間の有効活用をしましょう。

例えば、

  • 通勤時間や始業前の1時間に1問1答だけ解く
  • 昼休みや子供の昼寝のタイミングで問題集を解く

など、平日1時間でもすき間時間を活用できれば週に5時間になるわけで、
1日分以上の勉強時間になります。これはかなり大きいです。

私も始業前、昼休みは毎日勉強をしていました。ライバルたちが同じ時間に休んでいると仮定すれば、ここでやるかやらないかの差は合格に大きく影響すると思っていました。

まとめ

この記事では一級建築士に必要な勉強時間の目安について解説しました。

一級建築士の合格に必要な勉強時間は非常に多く、かつ長期戦となるためモチベーションの維持が難しくなります。

少しでもモチベーション維持ができるよう、勉強時間の管理や職場や家族の理解を得ることも大事です。

絶対に合格するという気持ちを持ち続け、1日でも早く勉強をスタートしましょう。

※一級建築士については下記の記事でも解説していますので参考にしてみて下さい。

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