一級建築士の独学合格は可能?無理?【独学で合格する人の6つの特徴】

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こんにちは、ぱぱけん (@yi_ki411) です。

悩んでいる人

一級建築士 学科試験の勉強を始めたいけど、独学でも合格できるのかな?

悩んでいる人

資格学校も気になるけど、やっぱり費用が高いし…

そんな悩みをお持ちの方に、独学で合格する人の特徴資格学校が向いている人についてお答えします。

私は資格学校に通い、令和2年度の一級建築士試験にストレート合格しています。
また、同年度に同僚2名が独学で学科試験に合格しています。
その際の体験談や感じたことなどもふまえながら解説していきます。

目次

独学で学科試験の合格は可能?無理?

結論から言うと可能です。

私は資格学校に通っていましたが、合格してから思うのは、
「環境や条件さえそろえば独学でも合格はできた」ということです。

私が資格学校に通うことを決めた理由は3つです。

・勉強する環境時間を確保するのが難しかった
・独学ではモチベーション維持が難しいと思った
・高い費用を払うだけの価値がある資格だと思っていた

そこで、強制的に資格学校に身を置き、高い費用をかけているというプレッシャーをモチベーションに変えて頑張るやり方を選んだのです。
結果、ストレート合格したので間違いではなかったと思っています

逆に、この3つにあてまはまらない人は独学でも合格できると思います。

独学で合格する人の6つの特徴

私に近しい会社の同僚2名は私が合格した同年度に独学で学科試験に合格しています
資格学校に通っていた私から見て彼らが決定的に違ったのは以下の6つの点です。

1.勉強時間を確保できる
2.勉強する環境が整っている
3.勉強スタイルが確立できている
4.過去問を重視している
5.ある程度の実務経験を積んでいる
6.一人でもモチベーションを維持できる

ひとつずつ解説していきます。

1.勉強時間を確保できる

一人でも「時間」をうまく作れる人です。つまり時間管理ができる人です。

資格学校は週に1回は講義があり、1日中拘束されますので嫌でも勉強時間が確保できます。
また宿題が課されますので、講義がない日も嫌でも勉強時間を確保しないといけません。

お金を払っているので当たり前ですよね。

2.勉強する環境が整っている

時間と同じくらい大切なのが「環境」です。

一人暮らしの人は自宅でもゆったりと勉強ができると思いますが、
家族がいる人、特に子供がいる家庭を持つ人は、自宅で勉強する環境がなかなか確保できませんよね。

家族の協力で図書室や自習室などに行く時間がとれる人は独学でも問題ないですね

3.勉強スタイルが確立できている

独学で合格する人は確固たる勉強スタイルを持っています。
勉強スタイルがシンプルな人もいれば、独特な人もいるでしょう。

大事なのは、一貫し、ブレないことです。

信じて目標に突き進む人が、必ずと言っていいほど合格しています。

ちなみに、資格学校は学科試験前日まですべてのカリキュラムが組まれており、
なおかつ毎週宿題が出され、それに従うだけです。

勉強の進め方が苦手な人でも、資格学校が勉強スタイルを作ってくれます

4.過去問を重視している

独学で合格する人に共通して言えるのは、過去問をひたすら周回しているということです。
これに関しては私が知りうる先輩の合格者たち皆に共通しています。

資格学校では「新傾向問題」なるものを学科対策の一環で用意しています。
過去に出たことのない問題です。

資格学校を否定するわけではありませんが、はっきり言ってやらなくてもいいです。

余裕があればやるに越したことはありませんが、
本試験で出るかもわからない問題(ほぼ出ないであろう問題)に無駄な時間を費やすだけなので、
独学を考えている人には向きません。

結局、一級建築士試験は過去問だけすべて正答すれば高い確率で受かるのです。

ただ、新傾向問題の割合も少なくないことから、
少しでも合格の確率を上げるために資格学校では新傾向対策を課されます。

そういう意味では過去問さえ解いていれば受かるというのを独学合格者が体現していると思います。

その代わり、独学の人は問題文を暗記するまで過去問を何周も解くことが大事です。
この点に関しては資格学校に通う人を量で越えていると思います。

その分、資格学校に通う人たちは新傾向問題を一生懸命やっているわけですから。

5.ある程度の実務経験を積んでいる

計画や施工、構造などは特に、実務経験でカバーできる問題が多くあります。

ですのである程度実務経験を積んでいる方は、より独学に向いているといえます。

私も実務経験10年の末にようやく一級建築士を取得しましたが、
10年で培った知識はかなり役に立ったと思います。

6.一人でもモチベーションを維持できる

これが独学で勉強するうえで一番重要だと思います。

独学と資格学校の大きな違いはライバルが隣にいるかいないかです。

資格学校に通うと毎週、ライバルに会うことになります

朝、学校につくと、ライバルがすでに早朝の自習を始めています。
模試を受ければ順位が張り出されます。自分の立ち位置が明確にわかります。
ですので、嫌でもモチベーションが維持できます

一方、独学はひとりでの戦いになります。

一級建築士試験の勉強は長期戦ですので、なかなかモチベーションを維持するのが難しく途中で諦めてしまう人も少なくないです

そんな条件下でもモチベーションを維持できる自信がある人は、独学で合格できる人です。
あとは資格学校と同じ質・量の勉強をすればいいだけです

資格学校が向いている人とは

逆に、資格学校が向いている人はどんな人でしょうか。

最後は自分次第ではありますが、主に以下に当てはまる人です。

・まとまった費用を自己投資できる人
・勉強する環境の確保が難しい人
ストレート合格を目指す人
実務経験がない人
同じ目標を持つライバルと一緒に勉強がしたい人

言い換えれば、独学で合格する人の6つの特徴に当てはまらない人ほど、資格学校に通ったほうが成果を出せると思います。

最大の難点は費用だと思います。
学校によりますが、大手資格学校ですと100万前後かかります。
ポンッと出せる金額ではないですよね

ですが私はローンを組んでまでこの100万円を払っています

建築業界で働くうえで、一級建築士の資格というのは100万円を投資するだけの価値があると思っています。
それだけ、業界では貴重な存在であり、需要が高いのは間違いありません

一級建築士の年収については、以下の記事も参考にして下さい。

自己投資とはいえ、何年もかけるのは得策ではありません。
いかに投資額を少なくして一級建築士になるか、それが大事です。

そういう意味で、ベストなのはもちろん独学での合格です。
資格学校に通う方は一発ストレート合格を目指して下さい。

設計製図の試験は独学での合格は可能?

結論からいうと、設計製図に関しては独学はおすすめできません

特に、設計製図の試験を初年度受験する人=つまりストレート合格を目指す人は、
学科試験を独学で合格していても、設計製図だけは資格学校に通うことをおすすめします

※理由は、別記事でまとめます

まとめ

本記事では、一級建築士 学科試験の勉強について、「独学でも合格できる?」という疑問にお答えしました。

本記事の内容に少しでも共感していただければ、ぜひ独学での一級建築士取得を目指していただきたいと思います。

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